探偵に浮気調査をするのはよくても、証拠が見つからなかった場合にどうなるかは気になるところです。
証拠が見つからないのにお金がかかるのは納得がいかないという人もいるはずです。
結論から言えば、証拠が見つからなければ一切の支払いが生じない契約も存在します。
一方で、証拠が見つからなければ0円の契約は、証拠が見つかった場合に割高になるということでもあります。
結果的に顧客の負担が増すこともありえるため、それを防ぐために完全成果型の契約を行わない探偵事務所が大半なのです。
証拠が見つからなければ0円の探偵事務所は少ない
浮気の証拠が見つからなければ0円という探偵事務所は少なく、多くの探偵事務所で最低限のお金がかかるようになっています。
これは探偵事務所の運営や維持にお金がかかり、探偵の人件費をまかなう必要があるためです。
また、浮気と思ったことが勘違いで、浮気の証拠自体がないということもありえます。
事前のヒアリングでわからないことが多いため、証拠が見つからなかったら0円という契約は探偵事務所側が不利になってしまうのがポイントです。
そのため、証拠が見つからなければ着手金のみで終了する成果報酬型のプランを提供している事務所が多くなっています。
証拠が見つからなければ0円になる完全成果報酬型のプランを用意している探偵事務所は少数派で、完全成果報酬型のメリットとデメリットを知った上で選択する必要があるのです。
完全成果報酬型のメリットとデメリット
浮気調査において、証拠がみつかなければ0円になる報酬体系は完全成果報酬型に分類されます。
文字通り成果がでれば報酬が発生しますが、成果がなければ0円になります。
成功報酬型が着手金として2~3割程度の料金の支払いが発生するのに対し、着手金も発生しないことになります。
着手金が不要なこと、証拠が見つからなければ支払いが発生しないことが最大のメリットになります。
完全成果報酬型のデメリットになるのが完全成果報酬の料金体系を導入している探偵事務所が少ないことです。
完全成果報酬は調査に時間をかけても報酬が貰えないというリスクが生じます。
そのため、導入自体に慎重になる探偵事務所が多いのです。
また、リスクを転嫁することになるため、証拠が見つかった際の料金も高額になります。
証拠が見つかった場合に請求される金額が割高になるため、浮気をしているという確信がある場合は高あがりになることが多くなるのです。
問題は浮気の確信がない場合に依頼をしても、調査に時間がかかった分の料金が発生する可能性があることです。
最終的にどの程度の金額になるか把握が難しいこともあるため、依頼をするつもりであれば事前の確認が必須になってきます。
トラブルを防ぐために完全成果報酬の依頼は定額報酬にしている探偵事務所も存在します。
完全成果報酬のプランがあっても別のプランを提案されることも
完全成果報酬を導入している探偵事務所は存在しますが、必ず希望のプランで契約できるとは限らないのがポイントになってきます。
これは、浮気の証拠を見つけられる確立が低ければ探偵事務所側の負担が大きくなるためです。
また、調査に時間がかかってしまうと、それだけ金額も大きくなってしまう可能性があるのが完全成果報酬型です。
定額にした上で完全成果報酬を導入する探偵事務所も存在しますが、時間内に解決しなければ赤字になるという恐れもでてきます。
浮気調査は必ず調査前にヒアリングを行います。
ヒアリングの内容によって完全成果報酬での調査が難しいと判断された場合、よりお得なプランなどが提案されることがあるのです。
浮気の証拠メールなどを持っていて、相手や会う時間帯、場所などがわかっている場合は時間制の料金で依頼した方が負担が減る可能性が高くなります。
自分が望む料金体系で依頼しようとするだけでなく、実際の状況などを話して提案を受けながら調整することは大切なことなのです。
浮気をしていない証拠が見つかったとして報酬が請求されるケースもある
完全成果報酬にこだわる場合は、成果の内容についてよくチェックする必要があります。
これは、探偵事務所によって成果の定義が変わるからです。
浮気の証拠が見つからなくても、調査の結果浮気と思っていたのは気のせいだったという結論に至る場合があります。
この場合は浮気をしていないことがわかったことを成果として、報酬の請求が行われるケースがあるのです。
契約時の説明は義務付けられていますが、イメージが専攻してチェックが漏れていたり、契約内容をよくチェックせずに契約してトラブルになるケースもあります。
トラブルを防ぐためにも成果の定義についてはしっかりと確認した方が良いのです。
調査をして浮気の証拠が見つからなかったからといって、浮気をしていない証拠にはなっていないという見方もあります。
価値観のすれ違いがおきやすいからこそ注意が必要です。